概要
Data プラグインは、ChatGPT Work や Codex でビジネス上の疑問を調査するのに役立ちます。接続された社内データやビジネスのコンテキストを活用して、何が変わったのかを分析し、わかったことを説明し、インタラクティブなダッシュボードやレポートを作成できます。同じ会話で追加の質問をすることで、分析を改善、検証、公開できます。既存の BI ツールやデータ拡充用コネクタなどともスムーズに連携できます。プラグインはプラグインディレクトリからインストールできます。
ご利用前の確認事項
Data エージェントを使うには、ChatGPT Work または Codex のアカウントやワークスペースで Data プラグインが利用可能になっている必要があります。接続先サービスの情報を分析するには、関連するデータソースのプラグインと、それに含まれるアプリも利用可能になっている必要があります。Data プラグインは、必要なサードパーティ製プラグインのインストールを会話の中でも案内します。そのため、関連するプラグインがワークスペースで有効になっていれば、ほかに事前の設定は必要ありません。
ワークスペースでの Data の設定
ワークスペース管理者は、管理コンソールにアクセスし、対象の ChatGPT ワークスペースを選択して、プラグインを開き、Data を選択すると、利用可能なインストールポリシーを確認できます。関連するデータソースのプラグインを有効にして設定し、それらに含まれるアプリへのアクセスを管理することもできます。特定のロールやグループに対してアクセスを有効にし、利用可能またはプリインストール済みとして設定できます。詳しくは、RBAC をご覧ください。

Data プラグインを最大限に活用するために、少なくとも以下を設定することを強くお勧めします。
Databricks や Snowflake などのデータウェアハウスのプラグイン
モデルが適切に分析できるよう、信頼できる定義やクエリをまとめたデータセマンティックレイヤー
新しく作成したダッシュボードやレポートを公開し、チームと共有できる ChatGPT Sites
より有用なコンテキストと使い慣れた可視化サービスを提供する BI ツール(任意)
一部のアプリでは、メンバーが利用を開始する前に、管理者がアプリテンプレートを設定する必要があります。既存の設定ガイドについては、ChatGPT のアプリテンプレート、ChatGPT での Snowflake アプリテンプレートの設定、ChatGPT での Databricks アプリテンプレートの設定をご覧ください。
はじめに
ChatGPT Desktop で Plugins を開くか、ChatGPT Web で プラグインディレクトリを開きます。
Data を探して選択します。
まだインストールされていない場合は、Install plugin を選択します。
使用するデータソースについて、必要なアカウント接続や設定の手順を完了します。
@Data との会話を開始し、ビジネス上の質問を記述します。
分かる場合は、使用するソース、指標、期間、比較対象を含めます。例:
「@Data 今四半期と前四半期の売上高を比較し、最も大きな変化を説明してください」
「@Data 先月、顧客維持率が低下した理由を調査してください。使用したデータと定義も示してください」
「@Data 地域別の営業パイプラインを示すダッシュボードを作成し、最も大きな変化を指摘してください」
一般的なインストール方法とアカウント設定については、ChatGPT と Codex のプラグインおよびChatGPT でのアプリアカウントの接続と管理をご覧ください。
プラグインの起動
Data プラグインは暗黙的に起動できるため、プロンプトに「@Data」を毎回追加する必要はありません。まずは慣れるために、特定のスキル名も含めて明示的に指定し、その後、暗黙的な呼び出しを増やしていくことをおすすめします。不明な場合は、Data プラグインが使用されたかどうかを ChatGPT Work または Codex にいつでも確認できます。
サードパーティ製プラグインのインストール
Data プラグインの使用中は、ワークスペース内で利用可能なプラグインが自動的に検索され、質問への対応に役立つ場合はインストールを提案します。対象には、OpenAI のプラグインと社内マーケットプレイスのプラグインが含まれます。

データとビジネスコンテキストの活用
Data は、Amazon Redshift、ClickHouse、Databricks、Google BigQuery、MongoDB、Snowflake など、承認済みのソースを利用できます。接続が利用可能な場合は、Google Drive や SharePoint などのサービスにあるファイルやドキュメントも分析に取り込めます。
組織のビジネス定義(「セマンティックレイヤー」と呼ばれることもあります)は、Data の分析精度向上に役立ちます。これには、セマンティックレイヤー、ドキュメント、信頼できるダッシュボードに含まれる指標の定義、カスタム計算、データセット間の関係などがあります。チームで優先する定義やソースがある場合は、どれを使用するか Data に伝えてください。
最初の回答を得た後、追加の質問をして、グループの比較、変化の調査、根拠の確認を行います。結果を利用する前に、ソース、期間、フィルター、指標の定義を確認してください。結果が既存のレポートと異なる場合は、それらの詳細を比較するよう Data に依頼してください。
ダッシュボードの作成と改善
分析結果をインタラクティブなダッシュボードにするよう Data に依頼します。表示したい指標、内訳、比較を記述します。グラフやレイアウトの調整を依頼したり、ブランドガイドラインを提供してダッシュボードの外観をカスタマイズしたりできます。

必要に応じて、ダッシュボードを編集、共有、更新できます。グラフの根拠となる情報の説明や、最新の結果が必要なときの分析更新を Data に依頼できます。

Data は、Omni、Oracle BI、Power BI、Sigma、Tableau、ThoughtSpot など、接続されたビジネスインテリジェンスツールも利用できます。利用できるダッシュボードのアクションは、接続したツール、対応機能、ユーザーのアクセス権によって異なります。
ダッシュボードの公開、共有、保守
OpenAI Sites がインストールされている場合、ワークスペース内のユーザーとサイトを簡単かつ安全に共有できます。ローカルで生成した成果物の右上にある「Publish」ボタンをクリックし、プロンプトを入力して、共有相手を選択するだけです。分析に使用したデータは公開サイトにコピーされるため、共有相手を選ぶ際はデータの権限に注意してください。
公開後はクラウド自動化を設定してダッシュボードを最新の状態に保てます。Data プラグインはこの設定にも役立ちます。
アクセスとアクションの仕組み
ワークスペース管理者は、利用できる接続とその利用者を管理します。クエリには、適用されるテーブル、行、列の制限を含め、接続済みアカウントの既存の権限が使用されます。
プラグインのインストールと基盤アプリへのアクセスは別々に管理されます。プラグインがインストール済みでも、必要なアプリの設定、認証、またはワークスペースへのアクセスが必要な場合があります。
ChatGPT Work または Codex に次の手順を提案させたり、他の人向けに調査結果をまとめさせたりすることもできます。Slack やメールでの共有、および接続したツールでのアクション実行は、ツールが対応するアクション、ユーザーの権限、適用される承認要件によって異なります。アクションを承認する前に、送信先と内容を確認してください。
ワークスペースの管理機能については、プラグインとアプリの管理機能、セキュリティ、コンプライアンスをご覧ください。
チームや組織に合わせたカスタマイズ
Data プラグインは、標準の設定でも便利に使え、ビジネスのコンテキストを活用して出力の質を高めます。テンプレートやコンテキストスキルを使って、チームや組織に合わせて動作をカスタマイズできます。
テンプレート
まず、テンプレートを使う方法があります。ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシートと同じように、Sites からもテンプレートを作成できます。テンプレートは、分析、ダッシュボード、レポートの形式を統一し、繰り返し利用したり、チームの共通フォーマットにしたりするのに便利です。
使い方は次のとおりです。
「@Template Creator <url> からテンプレートを作成してください」と入力します。これにより、たとえば「$product-feature-deepdive」というスキルが作成されます。
今後、新しい分析に使いたい場合は、「新しい画像カルーセル機能の分析に $product-feature-deepdive を使ってください」と指示できます。
チームと共有するには、スキルを zip ファイルとして直接共有するか、プラグインにまとめて管理者にチームへの共有を依頼できます。このテンプレートを標準として利用したい場合、管理者はワークスペースのユーザーにそのプラグインが自動インストールされるよう設定できます。より手軽に共有できる組み込み機能も、近日中に追加予定です。
コンテキストスキル
スキルは、特定のトピックに関するコンテキストを提供するのに便利です。モデルは、状況に応じて適切なスキルを選んで呼び出せます。Data プラグインの標準の動作を変更する指示は、スキルにまとめておくことをお勧めします。分析のベストプラクティスから、ダッシュボード全体の見た目や使い勝手をカスタマイズする新しいデザインシステムまで、さまざまな指示を含められます。
手順:
「@Data 新しいコンテキストスキルを作成したいです」と入力
案内に従って、ChatGPT Work や Codex に今後使ってほしいコンテキストを入力してください。この手順には、主要な定義をまとめた簡易的なデータセマンティックレイヤーの作成も含められます。
スキルの内容を確認して承認し、対象ユーザーを指定してください(自分、チーム、全社を指定できます)。
ローカルスキルとして保存され、今後のデータ作業で必要になった際に、ChatGPT Work や Codex が自動的に使用します。
チームと共有するには、スキルを zip ファイルとして直接共有するか、プラグインにまとめて管理者にチームへの共有を依頼できます。このテンプレートを標準として利用したい場合、管理者はワークスペースのユーザーにそのプラグインが自動インストールされるよう設定できます。
トラブルシューティング
Data または必要なデータソースを利用できない場合
目的のアカウントとワークスペースを使用していることを確認してください。プラグインが利用可能かどうかと、設定要件を確認してください。管理対象のワークスペースでは、Data のインストールポリシーと、連携するアプリへのアクセス権限を確認するよう管理者に依頼してください。
接続できても情報が不足している場合
接続先サービスの目的のアカウントが接続されていることと、そのサービスで情報に直接アクセスできることを確認してください。接続に成功しても、データソースへのアクセス権限が追加されるわけではありません。不足している情報を特定しやすくするため、リクエストに具体的なデータセット、レポート、指標を含めてください。
ダッシュボードの作成やアクションを完了できない場合
接続先のツールがリクエストされたアクションに対応していること、アカウントに実行権限があること、ワークスペースの設定で許可されていることを確認してください。ChatGPT が承認待ちになっている場合もあります。分析が正しくないと思われる場合は、共有やアクションの実行前に、基となるデータソースや定義を確認してください。
接続、権限、アクションに関するその他のトラブルシューティングについては、ChatGPT のアプリのトラブルシューティングをご覧ください。
